例年より大人しかったとはいえ、海外メーカー勢のニューモデル発表により盛り上がったインターモト2018。

市販化が明言されていたインディアンの「FTR1200」も登場しました!

 

FTR1200リリースまでの道のりは……

さて、今回のインターモト2018で公式発表された「FTR1200」ですが、いきなり出てきたワケではありません。まず、その道のりを復習しておきましょう。

それは……2016年に発表された、このカッチョいいフラットトラックレーサー「Scout FTR1000」から始まりました!完全新設計のレーシング・モデル。こちらの新モデルで、AMAのフラットトラックレースに復帰を果たし、その後、大いに活躍しているのです。

それから1年後となるミラノショー2017では……

 

「Scout FTR 1200 Custom」が発表されたのでした。フラットトラック・レーサーそのもの、といったデザインのタンク&シートカウルをはじめ、フォークカバー&フェンダーはカーボンファイバー製。

キャストホイールのデザインも完全に「FTR 1000」を模したものとされていました。右2本出しとされたエグゾーストは”S&S”製を装備。そして注目された理由は、本モデルのエンジンが市販車「Scout」用の1,133cc水冷Vツインであったこと。Indian本社のマーケティング担当役員が「本モデルの市販化が一つのゴールである」と言ったとか……ということで、市販化が期待されていたわけです。

 

「FTR1200」と「FTR1200S」がリリースされた!

そうして登場したのが、インターモト2018で発表されたのが、「FTR1200」&「FTR1200S」の2台。既に日本の公式サイトにも掲載されている、期待通りの公道モデルでございます。

 

レース仕様のスカウト「FTR1000」と同様のフラットトラック・スタイルが魅力的な2車ですが、「FTR1200」は公道走行を前提として、しっかり作り込みがなされています。

全長2,286 mm、全幅850mm、全高は1,297 mm。そしてホイールベースは1,524 mm。見た目はコンパクトですが、案外大柄です。

 

FTR1200 Sのエンジン

エンジンは事前の情報の通り、市販モデルであるスカウトの1,133cc水冷Vツインを搭載しています。と、コレは日本公式サイトの情報なのですが……どうしたわけか本国サイトの発表している情報では、1,203ccとなっております。この部分、筆者の不勉強なのでしょう……情報ある方は、コメントなど頂けると嬉しいです。

いずれにせよ、エンジンは水冷DOHC4バルブのV型2気筒です。

 

そのエンジンを搭載するのは、この車両のためだけに製作されたクロモリパイプ製トレリスフレーム。これまた本車両のために専用設された外装類と相まって、日本公式サイトのリリースによりますと、車重はわずか194㎏にまとまっております。ところが……アメリカ本国サイトには、より軽量な「FTR1200」のガソリン空の状態が221 kgと記載されておりまして……どうなっているのでしょうか?

「FTR1200」と「FTR1200S」の違いは、主には足回りにあります。後者はフルアジャスタブルのオーリンズ製倒立フォークが奢られていますが、前者はよりコンベンショナルなカートリッジ式倒立フォーク。また前者はリアショックもフルアジャスタブルです。

 

フラットトラック・レーサーのイメージは確かに追求されてはいるもの、リア周りの処理なんかが、なんとなく普通のネイキッドモデルのように見えるが少し残念。街乗りライダーの筆者の率直な意見としては……レーサーの「Scout FTR1000」やプロトタイプの「Scout FTR1200」と見比べると、武骨さが無くなった分、個性が失われたように思います。

 

「FTR1200」と「FTR1200S」の国内予約は……

それでも、アメリカンモーターサイクルの一つの形として生み出された「FTR1200」&「FTR1200S」。新しい選択肢として、楽しみな存在ですね。

公式サイトによりますと、近日予約開始とされていますが、車両の詳細が分からない現状では……ちょっと予約するのも勇気がいりますが……続報が入りましたら、追ってお知らせしたいと思います。

 

参考-インディアン(日本)、Indian Motorcycle International