世界でも類を見ない縦置きVツインエンジンで知られるイタリアの名門メーカーがモト・グッツィ。トルクフルなエンジン特性を生かした同社製モデルは、ツアラーとして高く評価されているのですが……その昔はGPレースでも大活躍していたのです。

 

その原動力となったのがコチラ!立派な風洞実験室で生み出された独自のカウル。その”ゴミ箱”みたいな形状から”ダストビン・フェアリング”と呼ばれ、同社のアイコン的存在となったものでした。

さて、今回ご紹介するのは、この”ダストビン・フェアリング”を現代に蘇らせることで生まれた、前衛的なカスタム車両です。

 

ダストビン・フェアリングが蘇る!

それがコチラ!オーストラリア生まれのアメリカ人カスタムビルダー、Craig Rodsmith氏の作品です。

車両の前に氏の経歴をご紹介しておきます。Rodsmith氏はアメリカはイリノイ州・シカゴ北部のレイクカウンティ在住のカスタムビルダー。1970年代からカスタムの世界に入り、以来、デザインから機関系の改良、そして仕上げまで、全てを自身の手で行ってきました。ハンドメイドというやつですね。

オーストラリアはメルボルンで生まれたRodsmith氏、12歳のときには1957年式BSAを自身の手でカスタムしていた、というから文字通り筋金入りです。

 

今回のカスタムベースとされたのは、1969年式の「Eldorado」。これ自体がクラシック・バイクなワケですが……

さて、本車両最大の特徴は、往年のグッツィ・レーサーを彷彿とさせる、アルミ製のダストビン・フェアリング。もちろん彼の手仕上げによるハンドメイドです。

 

縦置きVツインを包み込むため、幾分ふっくらした形状ですが、それでもマシン全体のバランスは採れています。

 

ご覧のように、アルミから制作されたのはフェアリングだけでなくて、タンク&シングルシートも同じように手仕上げです。

 

フレームのアールに合わせたシートベースとブラウンレザーが実に美しくハマっております。

 

メーター類やレバー、それにたる型グリップといった小物パーツのセレクトも渋い!

 

実はターボを搭載している!

いかがでしたでしょうか?今では希少な1969年式「Eldorado」をベースにダストビン・フェアリングを装着した、素敵なモト・グッツィ・カスタム車両をご紹介してみました。実はターボを搭載していたりもするのですが、長くなりますので、この辺でお開きとします。

これぞ温故知新ってな車両でしたね。大好きです!

 

参考-モト・グッツィ(グローバル)