インターモト2018情報をポツリ・ポツリとお届けしている当サイト。まずは日本メーカーの世界初公開モデルをご紹介しましたが、今回はイタリアの雄、ドゥカティです。

ドゥカティと言えば、近年は「スクランブラー」を中心にバリエーションを急激に増加させていることで知られていますが……

 

「スクランブラー」に3バージョンが追加!

なんと、いきなり3車種を追加してきました!「R nineT」をベースにシリーズの拡充に成功しているBMWモトラッドと同じ手法であり、これは王道と言えましょう。

その3モデルとは、「カフェレーサー」「フルスロットル」「デザートスレッド」です。

 

「カフェレーサー」は60年代にイギリスを疾走していた車両をイメージ!

Ducati Scrambler Cafe Racer

まず最初にご紹介するのは「カフェ・レーサー」。伝説的な「125 GP Desmo」からインスピレーションを得た新しいカラーであるシルバー・アイス・マットのグラフィックとブルーのフレームを特徴としているそうです。

目新しいのは、17インチサイズのスポークホイールと、ハンドルバー・エンドに装着されたリアビューミラー。これは60年代のクールなカフェレーサースタイルを演出しています。一方で、現代的なラジアルタイプのフロントブレーキマスターシリンダーは、スポーツモデルと同等の制動パフォーマンスを発揮します。

 

デュアルサイレンサー、ノーズフェアリング、サイドに装備したゼッケンプレート(No.54は往年のレーサーであるブルーノ・スパッジアーリへのリスペクト!)、ショートタイプのフロントフェンダーなどを装備。これらはいずれも、60年代にイギリスのストリートを轟音とともに駆け抜けていったバイクを想起させるものだそうです。

60年代のカフェレーサーは、もっとこう……シュっとしていたはず。この「カフェレーサー」は、ズングリむっくり。出来はイマイチですね……

 

「フルスロットル」はダートトラック・レーサーがモチーフ!

Ducati Scrambler Full Throttle

「フルスロットル」は、2018アメリカン・スーパー・フーリガン選手権に参戦しているカリフォルニア出身のレーサー、フランキー・ガルシアが駆る「フラット・トラック・スクランブラー」にインスピレーションを得ています。ブラック&イエローのツートーンカラーにホワイトのストライプが入った燃料タンク、完全に新しくなったリアエンド、専用シート、そしてホワイトのトリムラインが入ったイエローのサイドに搭載したゼッケンプレートが特徴。

 

このモーターサイクルは、ダート・トラック・レースに参戦するマシンの雰囲気をそのまま再現しています。軽量かつ優れたエルゴノミクスを実現する、低い位置に設置されたテーパード・ハンドルバー、ショートタイプのフロントフェンダー、そして(どうやら「カフェレーサー」と共通ながら……)デュアルサイレンサーエグゾーストが、スクランブラー「フルスロットル」の個性をさらに強調しています。

 

「デザートスレッド」は伝統的なアメリカのオフロードスタイルを再現!

Ducati Scrambler Desert Sled

「デザート・スレッド」は伝統的なアメリカン・オフロードバイクの世界を再現しています。赤くペイントされたフレーム、カラーコーディネートされたステッチ付きのシート、ブラックリムが採用されたスポーク・ホイールを装備しています。

 

“伝統的”という注釈がつけられていることからご理解いただけますように、本気でオフロードでのタイムを競うようなモデルではありませんが、それでも本モデルには、オフロード・ライディング・モードが設定されており、このモードを選択することによって、ダート走行を楽しむためにABSの作動を無効にすることができます。そして本モデルならではのライディングポジションや、KYB製のアジャスタブル・サスペンションも、オフロードを走る楽しさをさらに引き上げます。

ヘッドライトに装備したメッシュガード、ハイマウントタイプのフロントフェンダー、エンジン・スキッドプレートは、頑丈なオフロードモデルというキャラクターを強調するアイテムです。

 

「スクランブラー・アイコン」と合わせて世界初公開!

SCRAMBLER ICON

そして9月に発表されていた、これらのベースとなった「スクランブラー・アイコン」と合わせて、インターモト2018で世界初公開されたのです。

 

「スクランブラー」は独自の世界観を演出する

いかがでしたでしょうか?今回は、インターモト2018でドゥカティが世界初公開した4車種を駆け足でご紹介してみました。

世界的には決して売れ行きの悪くない「スクランブラー」シリーズですが、正直、日本では……あまり見掛けませんね。それでも、趣味性が高く、高価格で売れる大排気量モデルに集中して、優れた設計の基幹モデルを生み出し、そこからバリエーションを増やして行く手法は、日本メーカーにも参考にして頂きたいと思う筆者です。

 

参考-ドゥカティ